大体いちにち一歩

日々を過ごして触れたことや思ったことを自由に書いてます。

女が女と付き合っていた頃の話【LGBT】

「彼女が欲しいなー」とぼんやり思う今日この頃です。

今私が「彼女が欲しい」と思う理由は単純に「寂しさを埋めて癒されたいから」という実に短絡的な理由ですがね!

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そしてぼんやりと、昔付き合っていた女の子(仮にMちゃん)の事を思い出しました。

 

Mちゃんは私と同い年の女の子でした。勤勉な大学生で、性格は生真面目。ネットで知り合ったのですが、私は早々に己がセクシャルマイノリティである事をバラしました。

 

そんなある日Mちゃんに言われたのです。「自分もレズビアンかもしれない」と。

でもMちゃんはとても真面目な女の子で、自分がレズビアンであるかどうか確信を持てずとても悩んでいました。しかしMちゃんは「みくろ(私)のことが好き」だと言ってくれたのです。その頃には何度か会ったりもしていて、私もMちゃんを好きになっていたので付き合う事に。

しかし、付き合う上で色々な蟠りが生まれてしまいます。

 

Mちゃんの家はしっかりとしたお家で、Mちゃんはその頃大学生でした。Mちゃんは箱入り娘だったようで、たまに世間知らずなところがありましたが、可愛いお嬢様という感じでした。

Mちゃんは生真面目で、本当に私の事を好いていてくれていたので、未来の話もよくしました。来年には同棲をしたいだとか、具体的な話も。私は乗り気で、同棲出来たら嬉しいなーと考えていました。

そんなある日Mちゃんに言われたのです。

 

「実はあと二年したら留学するんだ」と。

 

え? じゃあ同棲の話は? と思いました。Mちゃんの話によると一年同棲して、二年留学して、戻ってきてまた一緒に暮らしたい…という事でしたがどう考えても現実的ではありません。私の中で、Mちゃんに対する不信感が芽生え始めます。

そんな中、Mちゃんの口から漏れる様々な言葉。

 

「お父さんが私の晴れ姿を見たいって言ってて悲しくなった」だとか「普通に恋愛相談できないのが辛い」だとか。

 

そんな些細な言動が気になって、溝はどんどんと深くなっていきます。結果的にMちゃんとは別れました。

 

 

「Mちゃんは普通の男女の恋愛をしたほうがいい」と、そう思った瞬間気持ちが冷めてしまったのです。これ以上この子を好きになっても辛くなるだけだ、という自衛の精神がそうさせたんだと思います。

 

彼女は本当にいい子でした。別れる時も私の事を想ってたくさん泣いてくれました。こんな事を言うのはずるいかもしれないけど、私はMちゃんには相応しくなかったんだと思います。Mちゃんにはきっともっと素敵な人が見つかるはず。別れてからもう一年半以上、連絡を取っていませんが、既に良い人が見つかっているかもしれません。私はそれを祈らずにいられません。

私はレズなのか?セクシャリティの定義【LGBT】

私がLGBTの世界に足を踏み入れたのは16歳の時です。それまでは男の子が好きで、女の子ともそう言うことを考えられなくはないけれど特別意識した事もありませんでした。

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16歳の時ネットで知り合った女性を好きになりました。それからは自然と女性を恋愛対象として意識してしまう事が増え、なんだかんだと今に至ります。

 

今日はセクシャリティの定義について、個人的な意見を書いていきたいと思います。

 

 

前述の通り、私は16歳の時まで女性を好きになった事がありません。でも「ノンケ(異性愛者)」だったのかと言われると、頷けません。

小学生の頃、クラスで好きな男の子はいました。でも、それは漠然と「好きかも?」と思う程度の好意。男子に対する恋心よりも、私は昔かしら同性の友達に対する独占欲執着の方が異様でした。

 

大好きな友達って、いつも一人なんです。その子以外は普通程度の気持ちしかありませんでした。

でもその子が自分から離れて行動するのが絶対に嫌でした。登下校も昼休みも放課後もずっと一緒にいたい。私を置いてけぼりにして他の子と遊ぶなんてもっての他です。委員会や掃除当番も必ず一緒になりたかったです、私以外の子と組もうものなら嫉妬で涙が出るほど。とにかく出来れば二人きりでいたかった。

 

大好きな友達から、好きな男の子の話を聞くとなんとなく複雑でした。胸が痛むような、必死にこっちを見て欲しくて沢山特別アピールをしたと思います。

 

それが16歳までのお話です。今思うと、思春期とはいえ少し度が行き過ぎていますよね。もしかしたらその時の私にそういった概念がなかっただけで、私は彼女のことが恋愛的に好きだったのかもしれません。

 

 

死語かもしれませんが「なんちゃってビアン」という言葉があります。その名の通り、自分をレズビアンだと思い込んで女の子と付き合ったり、ファッション的にレズビアンを騙る子たちのことです。

 

私は「なんちゃってビアン」なのかな、と悩んだ時期もありました。

 

16歳まで、本気で男の子を好きになったことはありませんでした。それから16歳になって初めて、辛くなったり泣いたりするほど女性に恋をしました。

でもそのあと、19歳くらいの頃に私はちゃんと男の人も好きになっているんですよね。女の子に何度か恋はしてきたけど、「ほんとは気のせいだったのかな」「好きだと思い込んでいただけなのかな」だとか思ったり。

 

色々悩んだ結果、私は今「バイ」を名乗っています。

 

男も女も恋愛対象です。でも男の人は少し苦手意識があるので、女の子の方が好きになる確率が高い。

「ビアン」の方は「バイ」を嫌います。それは何故なのか、理由は明白です。バイと恋愛をすると、最終的に男の人と結婚しちゃったりするんですよね。バイと恋愛したばっかりに「結婚」「世間体」が別れの理由になることなんてよくあるお話です。これについてはまた別記事で詳しく書きたいです。

 

嫌われ易いので、私は「ビアン」と自称する事が多いです。事実はバイなのだろうけど、やはり出会いの幅がとんでもなく少なくなってしまうので。それだけ「バイセクシャル」はビアンの世界から嫌われます。

 

 

話が逸れましたが、結局セクシャリティなんて自分が「一番近い」と思ったところに属すればいいと思うんです。他人に決められるものでもなければ、診断されるものでもありません。曖昧なら曖昧でいいと思います。ただ「曖昧」を嫌煙する人は沢山いると思いますが。

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