大体いちにち一歩

日々を過ごして触れたことや思ったことを自由に書いてます。

鬱に理解のない教師。

私は小学生の頃から不登校気味だったのですが、中学一年生になってから本格的に学校へ行かなくなりました。

でもある日学校から「不登校向けの教室に通わないか?」と提案されました。それが学校嫌いがさらに増すきっかけでした。

 

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生徒指導の先生が、小さい部屋で、マンツーマンで勉強を教えてくれました。その先生はとても良い人です。不登校に理解があり、一生懸命サポートしてくれる姿勢を感じました。

 

でも問題は給食の時間でした。

 

給食の時間だけ、いわゆる「特別学級」で食べることになったんです。そこに通うのは身体的、知能的に問題のある障害者の生徒。その子たちと接するのは別に苦じゃありませんでした。問題は特別学級の先生です。

 

「あなたは身体はどこも悪いわけじゃないんだよね?」

「いつ普通の教室に戻るの?」

「病気じゃないのに、いつまでもここに居るのはちょっと、ねぇ…?」

 

給食の時間のあいだ、特別学級の先生にずっとこんな事を言われました。確かに特別学級にいるのは病気の子や障害者の子たちばかりです。私のように、身体は健康なのに通っている子はいません。

だからこそ、その頃の私にはその先生の言う事がものすごいダメージでした。

 

 

「確かに私は身体はどこも病気じゃない。私の学校に行きたくないという気持ちは、ただの甘えだ。私のしている事はいけないことなんだ。私は駄目な人間だ。」

 

結局、学校へ通うのは三日でやめました。三日間、毎日毎日、先生にああ言われて耐えられるような精神は、その頃の弱い私にはなかったんですよね。

特別学級の先生に言われた通り「体は健康なのに、普通に学校へ通えない駄目な自分が悪い」と思っていたので、特別教室へ通う事すらやめた理由は親にも、親身にしてくれた生徒指導の先生にも言えませんでした。その頃は気も弱くて、とにかく自分に自信がなくて、本当に消えてしまいたかったです。

 

今となってはあの時

「あの先生がヒドイことを言う!!!!もう学校に通えない!!!死んでやる!!!」

と訴えてやればよかったと思います(笑)

 

でも、自分にはそんな事を言う権利もないと思っていたんです。先生の言うことが正しいと、100%思っていたんです。実際、その頃って不登校の子って私くらいしかいませんでしたし。

今思えば本当に、教師も一人間なんだから考え方もそれぞれ、自分にとって嬉しくない考え方をする教師だっているって分かるんですが、学生の頃ってやっぱり「教師=絶対に正しい」と思っちゃうんですよね。

 

今は、あの頃より不登校にも理解のある学校環境が築かれていてほしいな、と願わずにはいられません。