大体いちにち一歩

日々を過ごして触れたことや思ったことを自由に書いてます。

女が女と付き合っていた頃の話【LGBT】

「彼女が欲しいなー」とぼんやり思う今日この頃です。

今私が「彼女が欲しい」と思う理由は単純に「寂しさを埋めて癒されたいから」という実に短絡的な理由ですがね!

f:id:mkr396:20161201073152j:image

そしてぼんやりと、昔付き合っていた女の子(仮にMちゃん)の事を思い出しました。

 

Mちゃんは私と同い年の女の子でした。勤勉な大学生で、性格は生真面目。ネットで知り合ったのですが、私は早々に己がセクシャルマイノリティである事をバラしました。

 

そんなある日Mちゃんに言われたのです。「自分もレズビアンかもしれない」と。

でもMちゃんはとても真面目な女の子で、自分がレズビアンであるかどうか確信を持てずとても悩んでいました。しかしMちゃんは「みくろ(私)のことが好き」だと言ってくれたのです。その頃には何度か会ったりもしていて、私もMちゃんを好きになっていたので付き合う事に。

しかし、付き合う上で色々な蟠りが生まれてしまいます。

 

Mちゃんの家はしっかりとしたお家で、Mちゃんはその頃大学生でした。Mちゃんは箱入り娘だったようで、たまに世間知らずなところがありましたが、可愛いお嬢様という感じでした。

Mちゃんは生真面目で、本当に私の事を好いていてくれていたので、未来の話もよくしました。来年には同棲をしたいだとか、具体的な話も。私は乗り気で、同棲出来たら嬉しいなーと考えていました。

そんなある日Mちゃんに言われたのです。

 

「実はあと二年したら留学するんだ」と。

 

え? じゃあ同棲の話は? と思いました。Mちゃんの話によると一年同棲して、二年留学して、戻ってきてまた一緒に暮らしたい…という事でしたがどう考えても現実的ではありません。私の中で、Mちゃんに対する不信感が芽生え始めます。

そんな中、Mちゃんの口から漏れる様々な言葉。

 

「お父さんが私の晴れ姿を見たいって言ってて悲しくなった」だとか「普通に恋愛相談できないのが辛い」だとか。

 

そんな些細な言動が気になって、溝はどんどんと深くなっていきます。結果的にMちゃんとは別れました。

 

 

「Mちゃんは普通の男女の恋愛をしたほうがいい」と、そう思った瞬間気持ちが冷めてしまったのです。これ以上この子を好きになっても辛くなるだけだ、という自衛の精神がそうさせたんだと思います。

 

彼女は本当にいい子でした。別れる時も私の事を想ってたくさん泣いてくれました。こんな事を言うのはずるいかもしれないけど、私はMちゃんには相応しくなかったんだと思います。Mちゃんにはきっともっと素敵な人が見つかるはず。別れてからもう一年半以上、連絡を取っていませんが、既に良い人が見つかっているかもしれません。私はそれを祈らずにいられません。